ボーナスは嬉しいものです。
何にお金を使おうか考えるって楽しいですよね。
でも、嬉しいボーナスには人事評価という代償がつきます。
人事評価がよければ文句ないのですが、人事評価が悪い時って落ち込みますよね。
自分て評価されていないんだ…役立たずなのか…
評価をしない上司に対して苛立ちすら湧いてきます。
「いったい何を見ているんだ!クソ上司がぁぁぁあああ!!!!」
落ち込んだ時、イライラした時は読書がおすすめです。
実は読書によってストレスの68%が解消されることが分かっています(イギリスのサセックス大学の研究)。
ストレスを解消できれば憂鬱な気持ちをリフレッシュできますし、読む本によってポジティブな刺激を受け、前向きな気持ちになることもできるでしょう。
ボーナス評価が悪くて“サラリィマンの憂鬱”に沈みかけた時にオススメしたい本を3冊紹介します。
奴隷の哲学者エピクテトス 人生の授業/荻野 弘之
1冊目は萩野弘之さんの『奴隷の哲学者エピクテトス 人生の授業』です。
エピクテトスという名前は聞いたことあるでしょうか?
僕は本書で初めて知りました。
エピクテトスはローマ五賢帝時代に生きた奴隷出身の哲学者です。
見てください。このふてぶてしい顔。
彼は只者ではありません。
『幸福論』で有名なアラン、『自省録』を書いた哲人皇帝マレクス・アウレリウス、さらには日本を代表する文学者夏目漱石など多くの著名人に影響を与えた偉大な哲学者です。
生きづらさが増す現代において、エピクテトスが残した数々の言葉が「心がラクになる」「人生の助けになる」と支持を集めています。
著者である萩野弘之さんは本書の中で次のように述べています。
彼の言葉には、現代人のみならず、およそ人間につきまとう共通の悩みや不安を一変させるような起爆力が秘められている。
本書より
どんな言葉を残したのでしょうか。
1つ紹介したいと思います。例えばこんな感じです。※僕なりに少し意訳してます。
上司に必要以上に媚び諂ったり、他人の顔色を伺いながら振る舞う生活は奴隷そのものだ。自分の意志に目隠ししてまで他人の意志ばかり気にして、何が楽しい?自分の意志に忠実に生きなさい。
心がすっと軽くなるなりませんか?
人事評価が悪いからってなんだぁぁあ!そんんなものは所詮他人のくだらない評価!!気にする必要ない!!!
そういう気持ちにさせてくれます。
ローマ時代の奴隷エピクテトスから、現代に生きる社会的奴隷であるサラリィマンの僕たちに、2000年もの時を超えて送られる至極の言葉です。
エピクテトスの言葉は、よりよく生きるためのアドバイスであり「一般の庶民が自由を手に入れ幸せに生きるための知恵」でもあります。
奴隷が奴隷でありながら、いかに真の自由を手にするか――。異色の古代哲学者エピクテトスから学ぶ、不惑の生き方、考え方! マルクス・アウレリウス、ニーチェ、アラン、パスカル、夏目漱石など、古今東西、様々な立場の違いや時代を超えて、多くの人々に影響を与え続けた「エピクテトス」の思想を読み解く。その思想からは、人生の節々で感じる「生きづらさ」を解消するヒント、そして自分の人生を改めて考え直すきっかけが得られる。
反応しない練習/草薙 龍瞬
2冊目は草薙龍瞬さんの『反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」』です。
1冊目に紹介したエピクテトスが西洋・ギリシアの哲学者でしたが、今回は仏教です。
哲学で軽く丸め込んだ後に、いよいよ宗教を持ち出したか。怪しい。スピリチュアルな内容は嫌い。と思われたあなた。
それは甚だしく誤解です。
そんな思い込みを持っていては、いつまでも落ち込んだ気持ちは救われません。
本書は超超超超スーパー合理的な本でスピリチュアルな内容は一切ありません。
誰もが抱えるモヤモヤとした悩みを超合理的な方法で消し去ってくれる、サラリィマンにとって最高の処方箋です。
人間の悩みなんて、何年も何百年も何千年も前から変わりません。
2500年前にブッダが語った「人生には苦しみが伴う」という現実は永久の心理です。
苦しみと「戦う」のではなく「ムダな反応をしない」こと。
苦しみを解消する処方箋を、ブッダがドライで合理的で超クールな考え方で具体的に明示してくれます。
過酷な状況に生きる我々サラリィマンは必読の書と言えます。
人は、苦しみの正体について、正しく理解すべきである。苦しみの原因を断つべきである。苦しみのない境地に辿り着くべきである。その方法をこそ実践すべきである。私は確信するに至ったーもはや苦しみに戻ることはないと。
ブッダ最初の説法 マハーヴァッガ
ブッダは実は「超クール」――毎日、ムダな「反応」をしていませんか?
悩みは「消す」ことができる。そしてそれには「方法」がある――ブッダの「超合理的で、超シンプル」な教えを日常生活に活かすには? 注目の“独立派”出家僧が原始仏教からひもとく“役に立つ仏教”。
ブッダの言葉をより深く知りたい方はこちらの本もおすすめです。
手塚治虫『ブッダ』もおすすめです。手塚治虫独自の解釈で書かれたものなので事実とは違うようですが、フィクションとして充分に楽しめます。
プロフェッショナルの条件/P・F・ドラッカー
知的生産性をいかに向上させるか?
自分の能力を見極め・伸ばす簡単な方法を、ドラッカー自身のエピソードをまじえながら、具体的に紹介する。
・これからの働き方を考えたい、学生や若手ビジネスパーソン
・若手指導に頭を悩ませる、管理職やチームリーダー
・今後の展望を考えたい、ベテランや経営者
自己実現に役立つエッセンスを、ドラッカーの膨大な著作のなかから選び抜いた、珠玉の1冊。
3冊目はP・F・ドラッカーの『プロフェッショナルの条件ーーいかに成果をあげ、成長するか』です。
先に紹介した2冊『奴隷の哲学者エピクテトス 人生の授業』『反応しない練習』を読むことで間違いなく心はすっと軽くなるはずです。
急にビジネス専門書のようなものが本書を紹介するわけですが、やはりサラリィマンである以上、自分の心を救うだけでなく、評価されなかったことを事実として受け止め、上司が納得するような成果を出す方法を考える必要があります。
「自分はまだまだ」と感じている人は、たくさんいると思います。しかし、その「まだまだ」こそは、必要のない判断・妄想です。本当は、そうした思いに反応しないで、ただ今なすべきこと、今できることを、やっていく・やってみることの方が大切なのです。
『反応しない練習』 第2章 良し悪しを「判断」しない
そうです、ただ今なすべきこと・できることをやるしかないんです!
「20世紀の知的巨人」「マネジメントの父」など多くの異名を持つP・F・ドラッカー。
彼の著作の中から自己実現に役立つエッセンスを選び抜いたのが本書『プロフェッショナルの条件ーーいかに成果をあげ、成長するか』です。
Amazonの商品説明が、本書の魅力を存分に記載してくれていますので、切り抜きさせていただきます。(僕が手抜きしたいからではないですよ笑)。
どうすれば一流の仕事ができるか。ドラッカーの教える知的生産性向上と自己実現の秘けつ
本書は,ドラッカーの膨大な著作の中から,我々一人ひとりがどう成果をあげ,貢献し,自己実現を図っていくかについて述べた部分を抜き出して1冊の本にまとめたものである。題して,「ザ・エッセンシャル・ドラッカー・オン・インディヴィデュアルズ(ドラッカー生き方・働き方読本)」。しかも,編者はドラッカー訳を長年手がけ,ドラッカーの著作を誰よりも知りつくしている上田惇生氏。これを聞いただけで,ドラッカー・ファンはそわそわしてくるのではないか。
ドラッカーの著作というと,マネジメント,社会論に関するものという印象が強い。実は多くの著作の中でドラッカーは,個々の人間がどう働き,どう生きたらいいかについてもくり返し言及している。なぜなら,ドラッカーが30年も前から予言したように現代は知識社会への転換期を迎えており,そこで働く知識労働者は,自分の仕事に責任を持ち,自らをマネジメントすべき存在だからである。
本書には「はじめて読むドラッカー」という副題もついている。そのとおりこれからドラッカーを読み始めたいという読者にはうってつけの本である。本書は11の著作・論文から選りすぐった論集であるだけに,企業・社会に対するドラッカー一流の深い洞察が随所に顔を出しており,ドラッカー理論のエッセンスに触れることができる。巻末には出典著作の解説が出ているので,興味を引かれた本から読み始めることをお勧めしたい。
もちろん,本書は多くのドラッカー・ファンにも十分楽しめる本である。何しろ個の生き方というテーマを柱にした本は初めてのものである。しかも編者の巧みな構成によって内容的にも新鮮なものとなっており,新作に匹敵する価値がある。
本書の最も優れているところは,ドラッカー自身がどう学び,どう成長してきたかを語る「私の人生を変えた七つの経験」である。現代の巨人が自ら語る成功の秘けつは,まさに「プロフェッショナルの条件」そのものといってよい。 (富士総合研究所 シニア経営コンサルタント 眞崎 昭彦)
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読むとマジで仕事のやる気が出ます。
モチベーションが爆上がりしること間違いなしです。
僕は定期的に読み返しています。
さいごに
もっと手っ取り早く気持ちを前向きにするには、名言や格言を読むのもおすすめです。
たった一言の言葉に救われることもあります。
『人生ニャンとかなる』
悩んだ時に真っ先に手を伸ばしたいサラリィマン救済の書です!
最後まで記事をお読みいただきありがとうございました。ではまた。
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