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【企業で生き抜く知恵と心構え】サラリーマンなら読むべき小説3選

本のチカラ
この記事は約34分で読めます。

仕事に役立つ本やスキルを身に付けたいのであれば自己啓発本や専門書を読むのが一番ですが、小説からもビジネスの世界を生き抜くための知恵や心構えを学ぶことができます。

小説は、登場人物に感情移入をして小説の世界に没入することできますので、楽しみながらビジネス感覚が養われてまさに一石二鳥です。

読書は力。読書は自己投資。

僕が社会人になってから読んで、サラリィマンとして生き抜く知恵や心構えを学ぶことができたと感じた本の中から、「サラリィマンが読むべき小説」として3冊紹介します。

サイドFIREを目指す二女のパパサラリィマン。
家族時間・自分時間を満喫し、副業に専念するためには、身も心も会社に拘束される時間を減らしたい。読書にはその力があると信じてます!
・サラリィマンの苦悩を少しでも軽く
・サラリィマンのビジネススキルを磨いて定時退社
日々奮闘するサラリィマンを後押ししてくれる本を紹介します。
好きな作家は森博嗣・司馬遼太郎・夏川草介・山崎豊子・真山仁

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沈まぬ太陽/山崎豊子

1冊目は山崎豊子さんの『沈まぬ太陽』です。

山崎豊子さんと言えば、社会派小説で知られ、他にも『白い巨塔」『華麗なる一族』など数々の名作があり、あまりにも有名すぎるのでもはや説明は不要かと思います。

本書『沈まぬ太陽』も、ドラマや映画化がされましたのでご存知の方が、ほとんどではないでしょうか。

1985年に起きた日航ジャンボ機墜落事故をモデルに、この未曽有の航空機墜落事故という悲劇の裏で信念を貫いて巨大組織に生きる者たちを描いた超大作です。

サラリィマンをしていると、やりたくもない仕事をさせられた挙句、上からのプレッシャーや下からの突き上げ、前例踏襲に囚われた硬い頭の人たちによって社内調整に頭を悩ませ、課題だけがどんどん降ってきて、「なんで俺だけこんなに辛い思いを…」と絶望する毎日です。

ですが、本書の主人公・恩地元ほど会社からの理不尽な仕打ちを受けた男はいません。

企業の不条理に決して屈することなく自分の信念を貫いた男の生き様に心が震えます。

自分の会社の悩みなどいかにちっぽけなものか思い知らされ、どんなに過酷な職場だとしても負けてられないと心を奮い立たせずにはいられません。

サラリマンに不屈の精神を入魂してくれる1冊です!

恩地元。この男の生き方があなたの魂を震わせる―国民的感動を呼んだベストセラー。
広大なアフリカのサバンナで、巨象に狙いをさだめ、猟銃を構える一人の男がいた。恩地元、日本を代表する企業・国民航空社員。エリートとして将来を嘱望されながら、中近東からアフリカへと、内規を無視した「流刑」に耐える日々は十年に及ぼうとしていた。人命をあずかる企業の非情、その不条理に不屈の闘いを挑んだ男の運命――。人間の真実を問う壮大なドラマが、いま幕を開ける!

『沈まぬ太陽』は全5巻です。

沈まぬ太陽〈1〉アフリカ篇(上) 
沈まぬ太陽〈2〉アフリカ篇(下)
沈まぬ太陽〈3〉御巣鷹山篇
沈まぬ太陽〈4〉会長室篇
沈まぬ太陽〈5〉会長室篇(下)  

ハゲタカ/真山仁

2冊目は真山仁さんの経済小説『ハゲタカ』です。

不良債権を抱え瀕死状態にある企業の株や債券を買い叩き、手中に収めた企業を再生し莫大な利益をあげるバルチャー(ハゲタカ)・ビジネスの話です。

いわゆるM&Aですね。

M&Aという言葉を聞くだけで蕁麻疹が出る、なんか難しそう、嫌だ…と思う方も結構いらっしゃるのではないかと思います。

でも食わず嫌いはもったいないです!

経済小説といえば「半沢直樹」シリーズなどで有名な池井戸潤さんが人気ですよね。確かに面白いです。

池井戸潤さんの小説ほどエンタメ色は強くないかもしれませんが、僕は真山仁さんの『ハゲタカ』の方が大好きです。

死に体の企業というのは得てして傲慢な経営者が諸悪の根源です。

企業を私物のように扱う傲慢な経営者をM&Aでやっつける、勧善懲悪に似たストーリィにはワクワクドキドキさせられます。

主人公・鷲津の緻密に計算しつくされた買収劇、すべてを手のひらで転がすような斬新な策略には毎回震えます。

企業とは何か?企業の価値とは?企業が存続するためにどうすれば良いのか?

経営者でなくても、ビジネスマンなら一度はしっかり考えてみることが必要ではないでしょうか。

買収者・鷲津の闘いはここから始まる。シリーズ第1作
不良債権を抱え瀕死状態にある企業の株や債券を買い叩き、手中に収めた企業を再生し莫大な利益をあげる、それがバルチャー(ハゲタカ)・ビジネスだ。ニューヨークの投資ファンド運営会社社長・鷲津政彦は、不景気に苦しむ日本に舞い戻り、強烈な妨害や反発を受けながらも、次々と企業買収の成果を上げていった。

『ハゲタカ』シリーズは全部で5作品です。

ハゲタカ
ハゲタカIIバイアウト 改題)
レッドゾーン
ハゲタカIV グリードグリード 改題)
シンドローム

スピンオフが2作品あります。

ハゲタカ4.5 スパイラルハゲタカ外伝 スパイラル 改題)
ハゲタカ2.5 ハーディ

峠/司馬遼太郎

3冊目は司馬遼太郎さんの『峠』です。

ビジネスマンなら教養として司馬遼太郎さんの本を読むべき、とはよく耳にします。

ご多分にもれず、私も社会人になってから司馬遼太郎を読み始めました。

中学生の時に試験で30点を叩き出してから、歴史が大大大っ嫌いな私でも、司馬遼太郎さんの本は楽しく読むことができます。

『峠』を特に推す理由は2つあります。

藩の家老という自分の“立場”を重んじ藩の存続を最優先に行動する河井継之助カッコイイ生き様

司馬遼太郎さんの描くリーダー像というのは、ひたすら合理的で「無私」の姿勢で組織を引っ張る人物です。

それを体現しているのが河井継之助の生き方です。

サラリィマンとして学ぶことが沢山あります。

現代にも通じる箴言が盛りだくさん

司馬遼太郎さんの著書には、人間としての生き方に関する格言が沢山出てきますが、『峠』の中から僕が気に入った言葉をいくつか紹介します。

「人間のいのちなんざ、使うときに使わねば意味がない」

「人間の迷信のうちで最も大きなものは齢という事だ。わしには齢などはない。」

「だから心をつねに曇らさずに保っておくと、物事がよく見える。学問とはないか。心を澄ませ感応力を鋭敏にする道である。」

「人の一生はみじかいのだ。おのれの好まざることを我慢して下手に地を這いずりまわるよりも、おのれの好むところを磨き、のばす、そのことのほうがはるかに大事だ。」

どうです?震えませんか??笑

司馬遼太郎さんは「あとがき」にこう書いています。

私はこの「峠」において、侍とはなにかということを考えてみたかった。それを考えることが目的で書いた。

ここで官軍に降伏する手もあるであろう。降伏すれば藩が保たれ、それによってかれの政治的理想を遂げることができたかもしれない。が、継之助はそれを選ばなかった。ためらいもなく正義を選んだ。

最後のサムライの生き様に刮目せよ!!!

壮大な野心を藩の運命に賭して幕末の混乱期を生きた英傑の生涯!
幕末、雪深い越後長岡藩から一人の藩士が江戸に出府した。藩の持て余し者でもあったこの男、河井継之助は、いくつかの塾に学びながら、詩文、洋学など単なる知識を得るための勉学は一切せず、歴史や世界の動きなど、ものごとの原理を知ろうと努めるのであった。さらに、江戸の学問にあきたらなくなった河井は、備中松山の藩財政を立て直した山田方谷のもとへ留学するため旅に出る。

司馬遼太郎さんの数ある作品の中でも『燃えよ剣』と並んで大好きな本です。

さいごに

司馬遼太郎さん繋がりで最後におまけで一冊紹介します。

司馬遼太郎さんが1989年に執筆した『二十一世紀に生きる君たちへ』という作品です。

教科書会社から小学生の子供達へのメッセージの執筆依頼を受けて描いた作品で、400文字原稿用紙10枚程度の短い文章です。

この中で「(自分は)二十一世紀というものを見ることができないに違いない」と書かれましたが、本当に二十一世紀を迎える前に司馬遼太郎さんは亡くなってしまい、この文章が読者に向けた遺言として位置付けられています。

たくさんの過去の偉人たちを見て、日本人とは何か?ひたすら考え続けた司馬遼太郎さんが、未来の子供達に向けてどのようなメッセージを残したのか。

気になりませんか?

子を持つ親としては必読の書です!

最後まで記事をお読みいただきありがとうございました。ではまた。

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