もりひろです!
些細なことで思い悩んでしまう、自分の意志よりも他人の言うことに流されてしまう、いつも周囲にどう見られているか気になって仕方がない…そんな人におすすめの本です。
この本を読めば、嫌なことや辛いことに押しつぶされない「図太さ」が身につきます。
傷つきやすい人のための図太くなれる禅思考
著者:升野 俊明
出版社:文響社
ページ数:159
発売日:2017/4/26
- ニューズウィーク日本版「世界が尊敬する日本人100人」に選出された禅僧、升野俊明
- 繊細な人が「わがまま」に生きる方法を伝授
- 禅僧の秘密、その「図太さ」の極意とは
著者について
1分要約
5分解説
①「今」に目を向ける
一行三昧(いちぎょうざんまい)
喫茶喫飯(きっさきんぱん)
「一行三昧」はまっすぐな心を持って一つのことに全力を尽くすこと、「喫茶喫飯」はお茶を飲んでいるときは飲むことだけに集中しなさい、ということです。
「今」に集中すれば、周りの雑音は無くなり、図太くなります。
雲無心(くもむしん)
柔軟心(じゅうなんしん)
「雲無心」はとらわれない自由な姿であることの大切さ、「柔軟心」はやわらかく、しなやかに、自由な心の大切さを言っています。
雲のように、ゆるく、ざっくり、とらわれず、心の力を抜いて、「どうにかなるさ」の精神になることで、図太くなります。
坐禅のすすめ
心を整えるには「坐禅」が一番です。
呼吸を整えることで、”今”に集中できますし、睡眠の質も高まります。
マインドフルネスですね。
②「自分」に目を向ける
放下着(ほうげじゃく)
「放下」は捨ててしまいなさい、「着」はそれを強調する意の言葉です。
まず、捨てるべきは”比べる心”です。
他人と比べても意味はありません。
自分の内面に目を向け、自分の変化に気づくことが、自分自身が飛躍するための原動力となります。
七走一坐(しちそういちざ)
七回走ったら、一回は止まってじっと座り、自分自身を見つめなさい、という意味です。
一度立ち止まって見つめ直すことで、”走り方”や”走る方向”を確認し、自分を見失わないようにしましょう。
「一度止まる」と書いて「正」という字になります。
随所作主 立処皆真(ずいしょにしゅとなれば りっしょみなしんなり)
主人公(しゅじんこう)
どちらも、自分が主体となって一所懸命やれば、そこに「本来の自分」が現れるという意味です。
やらされ感では何も生まれません。
限られた人生。他人に振り回されてはいけません。
自分のために、もっと”わがまま”になりましょう。
③気持ちの切り替え方
一掃除 二信心(いちそうじ にしんじん)
仏教を志す者にとって「信心」は基本的なものですが、それよりも上位に「掃除」が来ます。
掃除は、自分の心についたチリやホコリを払い、心を磨くものだと考えるからです。
体を動かせば、悩みは不安は考えなくなります。
知足(知足)
悩みをゼロにすることは無理なので、悩みとどう付き合うかが大事です。
コツは、「足る」を「知る」ことです。
それはつまり、どんな状況に置かれても「ありがたい」と受け止めることです。
困難に振り回されて悩むのではなく、困難は自分が向上するためのチャンスだと受け止め「ありがたい」と思うように心がけましょう。
和顔(わげん)
怒りをぶつけてくる相手に”和やかな表情”で受け止めたら、相手はグウの音も出ないでしょう。
「和顔施」という言葉もあるくらいで、和やかな表情にはお布施と同じ効果があるのです。
④究極の図太さ
即今、当処、自己(そっこん、とうしょ、じこ)
何もやらないから、考えすぎたり、悩みすぎたりしてしまうのです。
今、自分がいるその場所で、やるべきことを自分自身でやるのです。
とにかく「やる」しかない。
それだけです。
枯高(ここう)
「枯高」は、枯れ長けて強い、という意味です。
例えるなら、長い年月を風雪に耐えながら、朽ち耐えた枝や葉が目立っていても、確固たる威厳を保っている老松の風情。
人間も、自分の心情を貫いて、図太く生きることで、人間としての厚みを増して枯高の姿でありたいものです。
それは、肩書きは関係なく、「ただの人」としてどう生きるかにかかっています。
お気に入りフレーズ
僕が気に入ったフレーズを紹介します。
そう、他人と比べたところで、自分は何ひとつ変わらないのです。知って欲しいのはこの一点です。
ほんとそのとおりです。
仕事ができる同期や同僚と比較して、自分の仕事のできなさにがっかりしてしまう自分がいます。
でも、劣等感を感じるだけで、そこからは何ひとつ生まれません。
「運勢という字は『勢いを運ぶ』と書きます。つまり、運勢は勢いなんです。運勢をよくしたいと思ったら、なんでも勢いよくしましょう。
斎藤一人(「銀座まるかん」創業)
動くと何かが始まります。
損得にこだわると、心は窮屈になります。
ほんとそのとおりです!
”でも”を自分に許していると、人生は少しずつ後ずさりを始める。”でも”多発の結果は、”やればよかった”の後悔になっていくのではあるまいか
斎藤茂太(精神科医)
「でも」は動かないことを言い訳でしかありません。
図太く動いていきましょう!
さいごに
『傷つきやすい人のための図太くなれる禅思考』を紹介しました。
気になった人はぜひ読んでみてください!
傷つきやすい人のための図太くなれる禅思考
著者:升野 俊明
出版社:文響社
ページ数:159
発売日:2017/4/26
- ニューズウィーク日本版「世界が尊敬する日本人100人」に選出された禅僧、升野俊明
- 繊細な人が「わがまま」に生きる方法を伝授
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最後まで記事をお読みいただきありがとうございました。ではまた。
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