本書を読めば、マインドフルネスな生き方の素晴らしさが方法がわかります。
マインドフルネスは自分を変える一歩を踏み出すカギとなります。
仕事で必要以上に自信を失う。
悩んでも仕方ないことにクヨクヨ悩み続ける。
人間関係に思い悩む。
考え事が頭から離れず夜も眠れない。
誰しもがこのような経験がありますよね。
かつてテレビに多く出演していたメンタリストDaiGoさんも、人気を博していく中で嫌な経験をたくさんし、気が滅入って自宅にこもったこともあったようです。
そんなメンタリストDaiGoが、自分の心をラクにし人生を見つめなおすのに役立った考え方やテクニックを紹介してくれているのが本書『自分を操り、不安をなくす 究極のマインドフルネス』です。
メンタリストDaiGoさん自身の経験と科学的な根拠を示しながら、『マインドフルネス』×『瞑想』でいかに日々の幸せを実感出来るのかを説明してくれます。
文章が非常に読みやすくサクサク読めます。
マインドフルネス以外にも、不安の軽減方法や自信の付け方などが紹介されており、読んでいて前向きになれる本です。
自分を操り、不安をなくす 究極のマインドフルネス
著者:メンタリストDaiGo
出版社:PHP研究所
ページ数:191
発売日:2020/8/20
- 《心理学》×《マインドセット》×《瞑想》
- マインドフルネスに導く心理学も豊富に解説
『世界のエリートがやっている最高の休息法』と一緒に読むことでより一層マインドフルネスの理解が深まります。
著者について
1分要約
5分解説
①感情に左右されなければそこが極楽
自分の感情や他人の価値観に流されていては、自分がやるべきことができなくなる。感情に左右されて人生を無駄にしてはいけない。
「感情を抑えよ」ということではなく、湧き上がる感情を評価せずありのまま客観的に観察するということです。
自己啓発本の名著「7つの習慣 人格主義の回復」(スティーブン・R・コヴィー著)でも、感情に流されないことの重要性を次のような言葉で表現しています。
刺激と反応の間にはスペースがある。そのスペースには,私たちが自分の反応を選択する自由と力がある。そして,その反応こそ,私たちの成長と幸福の鍵を握っている。
『7つの習慣 人格主義の回復』より
刺激と反応の間に”スペース”、つまり一旦立ち止まって本来自分がやるべきことを選択することが大切ということですね。
過去に生きた偉人たちも、同じような言葉を残してくれています。
自分が不幸であることに不機嫌になってはいけない。不幸なだけでも十分なのに、不機嫌になることはそれに輪をかけて二重に不幸になる。
アラン『幸福論』
我々が怒ったり悲しんだりする事例そのものにくらべて、これに関する我々の怒りや悲しみのほうが、どれほどよけいに苦しみをもたらすことであろう。
マルクス・アウレリウス・アントニヌス『自省録』
②マインドフルネスのABC
スマホからの情報とたくさんのToDoに追われ気がつけば1日が終わっていてる・・・自分は今日何をしたんだろう。マインドフルネスとは、普段見逃しがちな自分の”いま”の状態に気づき(Awareness)、その状態を価値判断で評価せず客観的に(Being)ありのまま明確に捉える(Clarity)こと。
「あるがままに捉える」という点が重要です。
先ほどの「感情に左右されて人生を無駄にするな」と根底の考え方は同じです。
自分が”いま”不安や怒りを感じていることに対し、良い悪いで評価せず、「不安や怒りを感じている状態にある」ということをありのまま捉えることがマインドフルネスです。
刺激と反応にスペースを置くためにも、マインドフルネスは有効ということですね。
③マインドフルネス瞑想のコツ
姿勢を正し、呼吸に注意を向けることがポイント。どうしても注意は他のものにそれがちになるが、それで問題ない。「それた注意を呼吸に戻す」繰り返しが筋トレのように効果を発揮する。
姿勢は、お腹をちょっと突き出すくらいのイメージとメンタリストDaiGoさんは本書で言っています。
『世界のエリートがやっている最高の休息法』で姿勢のコツは「背中はシャッキリ、お腹はゆったり」とのことなので、共通しているなと思いました。
呼吸に注意を向けようとしても、どうしても他に注意がそれてしまうものです。
僕も頻繁にそれています・・・
「注意はそれても良い」と肝に銘じてください。
「それた注意を呼吸に戻すことができるようになること」がマインドフルネス瞑想の目的です。
注意がそれることを過度に気にしていたら、続けることが難しくなります。
マインドフルネスの効果を爆上げする方法は「継続すること」です。
『世界のエリートがやっている最高の休息法』でも、マインドフルネスを習慣化することで疲れづらい脳構造に作り変えることができるとのことでした。
何事も「継続すること=習慣化」は大事です。
④不安を3秒で鎮めるメンタルクリアボタン
スタンフォード大学心理学科の責任者ドン・ジョゼフ・ゴーイー氏が見つけた「メンタルクリアボタン」。冗談か?と笑ってしまうような方法だが、実際にやってみると本当に効果が表れるから不思議。
手のひらにボタンをイメージします。
このボタンは脳と回線が接続されていて、「押した瞬間にネガティブな感情が止まる命令が出て脳が一気にクールダウン」させてくれるボタンだとイメージします。
呼吸に意識を向けながらゆっくりとボタンを押す。
心の中で3秒数える。
「1」でボタンが赤く光る。
「2」でボタンがピッと音を立てて青色に変わる。→脳に信号が流れて体がリラックスるするところをイメージ
「3」でボタンがピッと音を立てて緑色に変わる。→さらに体がリラックスるするところをイメージ
イメージすること、数字をカウントすることは理性を働かせないとできない行動なので、前頭葉が起動しネガティブな感情を追い出せるという理屈です。
騙されたと思って試してみてください!
お気に入りフレーズ
僕が気に入ったフレーズを紹介します。
人間の脳は、基本的には短期的な思考に目を向くようにできているので、無理やり長期的な思考に目を向けるようにしないと、やるべきことが見えなくなります。
自分のことを振り返ると実感します。
不安を感じること自体は悪いことではありません。その不安をどう捉えていくかが重要なのです。
刺激と反応の間にスペースを置くことを意識したいです。
超戦力を高めるには、失敗しないようにするのではなく、失敗してもいいと思えるようになる、失敗と楽しめるメンタルを作ることが非常に重要だということです。
年齢を重ねていくと一層失敗するのが怖くなって、気がつけば自分の殻に閉じこもっている自分の存在に気づきました。
なぜ、根拠のない自信が大事かというと、これからの時代は先行き不透明で、根拠のあるものがほとんどなくなるからです。
本当にその通りだと思います。
前例があると安心しますが、前例のないことばかりが起きる時代です。
そんな時に何を拠り所にするか・・・自分しかいません。
他人の評価や意見、感情といったものにとらわれずに、自分の本質をありのままに見つめ、迷うことなく人生を全うするというのがマインドフルネスなのです。
幸せな人生を送るためにマインドフルネスを実践しましょう!
さいごに
メンタリストDaiGo著の『自分を操り、不安をなくす 究極のマインドフルネス』を紹介しました。
マインドフルネス以外にも、不安の軽減方法や自信の付け方などが紹介されており、読んでいて前向きになれる本で
気になった人はぜひ読んでみてください!
自分を操り、不安をなくす 究極のマインドフルネス
著者:メンタリストDaiGo
出版社:PHP研究所
ページ数:191
発売日:2020/8/20
- 《心理学》×《マインドセット》×《瞑想》
- マインドフルネスに導く心理学も豊富に解説
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最後まで記事をお読みいただきありがとうございました。ではまた。
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