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【幸運のキッカケは日常に転がっている】森博嗣『銀河不動産の超越』レビュー※ネタバレなし

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どうも、森博嗣さんの大ファン歴10年以上のもりひろです。

森博嗣さんの小説『銀河不動産の超越』の魅力を余すことなく語り尽くします。

一言で言えば、不思議なストーリィです。

主人公以外の登場人物がみんな独特。

何か大きな事件が起こるでもなく、平凡な主人公の日常と愉快な仲間たちの非日常が融合しあって、不思議と最後に心が温かくなります

登場人物たちが自分の好きなことをとことん楽しんでいる姿を見ていると

僕も素直な気持ちを大切にしたい
ありのままの今の自分でいいんだ

と、少し前向きな気持ちになります.

「人生捨てたものではないな」と感じました。

気力と体力不足の高橋が、やっと職を得たのは下町の「銀河不動産」。頑張らずに生きる――そんな省エネ青年を訪れる、奇妙な要望をもったお客たち。彼らに物件を紹介するうちに、彼自身が不思議な家の住人となっていた……? 「幸せを築こうとする努力」が奏でる、やさしくあたたかい森ミステリィ組曲。(講談社文庫)
講談社BOOK倶楽部より

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『銀河不動産の超越』の魅力

幸運を掴むキッカケは日常にある

朝は満員電車に揺られながら、目は虚ろ、頭の中は仕事のことでいっぱい

帰りは疲れきってヘトヘト

僕を含め、世の中のサラリィマンは大抵こんな感じですよね。

過去の失敗や将来への不安に苛まれて「今ここ」に目を向けることができていない状況です。

これでは幸せに気づけません

本書の登場人物はとことん自分の好きなことを貫く人たちです。

世の中、そういう人たちは希少なので、“常識ある”社会からは白い目で見られる人たちかもしれません。

社会の常識やモノサシに縛られることなく、自分軸で生きる登場人物はキラキラ輝いています。

本当に羨ましい気持ちになります。

「社会の常識やモノサシ」ってゴミなんですよね。

ゴミ箱にぽいっと捨ててしまいたいところですが、平凡なサラリィマンの僕には、なかなかできませんが…

でも、過去や未来に縛られず「今ここ」に集中することは平凡なサラリィマンの僕にもできます。

マインドフルネスを実践することによって。

幸せは足元に転がっている

幸せのキッカケに気づくためにも、常に頭をクリアにして、「今ここ」に目を向けていきたいです

幸運といったものは、この世にはない。あるとすれば、幸せを築く能力、それを持っていた、幸せを築こうという努力、それをしたというだけのことです。その能力と努力によって、順当に作られていくのが幸運なのですよ。

『銀河不動産の超越』銀河不動産の羅針

さいごに

笑顔で手を振る登美子さんを見た。私は、つられて微笑んでしまった。ああ、なるほど、もしかしてこれが、人間の幸せというものだろうか。だとしたら、不思議なものである。

『喜嶋先生の静かな世界』第1章

僕の大好きな言葉は三大幸福論の一人アランの「人は幸せだから笑うのではない。笑うから幸せなのだ」

そして、「上機嫌でいることの大切さ」を教えてくれたのは、『運転者』(喜多川泰著)。

前向きに、楽しく、笑顔で日々を送れたら幸せですね!

最後まで記事をお読みいただきありがとうございました。ではまた。

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