どうも、もりひろです。
僕は、2人目の子どもが生まれたのを機に、3か月間の育休を取得しました。

この記事を書いているのは、まさに、3か月間の育休が終了する直前です。
育休を取得して本当に良かったと思っています。
僕が育休を経験して分かったこと(個人的な感想)を紹介します。
「育休を取得しようか悩まれている方」にとって、僕の経験談が少しでも参考になれれば幸いです。
- 上場企業に勤めるサラリーマン
- 35歳(育休取得時)、役職あり
- 妻と娘2人の4人家族(育休取得時の娘の年齢:長女3歳・次女3ヶ月)
- 毎日が残業で家族との時間が十分に取れていない。
- 長女の赤ちゃん返りがひどく妻のワンオペは心配。
育休を取得して分かったこと
僕がなぜ、育休を取得して本当に良かったと思っているのか。
それは、育休を経験して次のことに気づくことができたからです。
つまり
“自分の子どもを育てること以上に大切なことは、世の中に無い”
ということです。
当たり前のことなのですが、改めて心の底から実感しました。
順番に説明していきます。
子どもの日々の成長を目の前で見ることの尊さ
今思うと、育休前の僕は、子どものことを毎日見ているようで、よく見ていなかったように思います。
- 朝から晩まで仕事で、子どもが寝静まってから帰宅。
- 休日は仕事疲れもあって、子どもと遊んでいる時もどこか上の空。

皆さんも、思い当たる節はないでしょうか…?
このような生活をしていると、子どもがハイハイを始めた日や、つかまり立ちをするようになった日など、子どもの成長過程がうろ覚えになってしまいます。
実際に僕は、長女の成長過程の記憶がうろ覚えです…
育休中、子どもと毎日接していると、日々成長を感じることができます。
日々の成長を感じることが何よりも楽しみになります。
長女…数字をちょっとずつ書けるよう。塗り絵も上達。
次女…首がすわり寝返りするように。ずり這いもしそうな雰囲気。


子どもの成長はあっという間。
「気がついたらハイハイができるようになったなぁ…」とならないようにしたいです。
- 子どもの日々の成長を目の前で見ていくことの尊さを大切にする。
家事・育児には終わりがない
仕事は、拘束時間は長いですが、会社を離れれば一旦は解放されます。
- 朝から晩まで仕事してるんだから、家でくらい休ませてよ!
でも、家事・育児はそうはいきません。
- 6:00起床&長女と遊ぶ
プライムビデオでキッズ番組を見た後、ブロックなど一通りの遊びをします。
- 7:40床掃除&ゴミ出し
赤ちゃんがいるので、毎日の床掃除は欠かせません。
- 8:00朝食&片付け
長女のイヤイヤが始まります。
- 9:00長女を保育園に送る
イヤイヤする子どもの歯磨きは一苦労です。
週初めは、昼寝布団や上履きなどの荷物が多くて大変です。 - 午前中次女と散歩など
毎日散歩するようにしています。
- 12:00昼食&片付け
育休中に料理に挑戦しました。
- 午後次女を抱っこしたり本の読み聞かせたり
グズグズする次女を抱っこしたり、本を読み聞かせたり休む暇はありません。
- 16:00長女を保育園に迎えにいく
気が付くとと迎えにいく時間になっています。
家に帰ってきてから、庭で砂遊びです。 - 17:30長女と次女をお風呂に入れる
イヤイヤする長女との戦争です。
- 18:30夕食&片付け
長女のイヤイヤが始まります。
次女はギャンギャン泣いています。 - 20:00〜21:00子どもの寝かしつけ
ここでも、イヤイヤする長女の歯磨きに一苦労です。
そして、長女はなかなか寝ようとしてくれません。 - 夜中〜明け方夜泣きのたびに目が覚めます
いつ夜泣きが始まるのか戦々恐々です。
エンドレスに続くというのは、想像よりも結構シンドイです。
子どものイヤイヤが入ると、精神的にも追い詰められます。

- 「こっちは朝から晩まで仕事してきて疲れているんだよ。少しは休ませてくれよ。」なんて、もう2度と言わないと心に誓う。
家事・育児に終わりはありません。
子どもを甘やかすことが良いとは限らない
常々、不思議に思っていました。
「僕の妻はよく長女を叱っているなぁ。なんで、もっと心に余裕を持てないんだろう。」

でも、これ、“心の余裕”ウンヌンの話ではないんですよね。
育休前の僕は、子どもと真剣に向き合っていなかっただけでした。
- 子どもと一日中いるのは土日だけなので、甘やかす。
- 少しのわがままくらい許してあげればいいじゃん!
育休中、保育園の時間以外はずっと長女と一緒にいます。
食事や歯磨き、寝かしつけの時などのイヤイヤに毎日付き合います。
その結果、「ちょっとくらい甘やかしてあげよう」なんていう考えは一切なくなりました。

「少しのわがままくらい許してあげればいいじゃん」と言って、甘やかそうとする僕の態度を見て、妻はさらにイライラしていたんでしょうね…
「甘やかす夫・怒る妻」という役割分担もありだとは思いますが、妻が怒る理由を分かる夫でありたいと思います。
怒るだけでも、甘やかすだけでも良くないはずで、子どもとの接し方の答えはまだ見つかっていませんが、これからも模索していきます。
そういう意味で、子供と真剣に向き合うことができるようになりました。
やっと妻と同じステージに立つことができただけかもしれませんが笑
- ただ甘やかすだけの父親は卒業。夫婦で一緒に子どもと真剣に向き合う。
育児は、いつまでも“初めての連続”で“理解できないこと”ばかり
もちろんのことですが、1人目の赤ちゃんの時は、全てが“初めての連続”でした。
- 2人目なら慣れてるから大丈夫でしょ。
と思っていましたが、そうではありませんでした。
やっぱり“初めての連続”でした。
なぜなら、「1人の赤ちゃんを相手にすること」と「上の子がいる中で赤ちゃんを相手にすること」は別次元だからです。

そして、長女のイヤイヤなんかはまさに“理解できないこと”の最たるものです。
何にイヤイヤしているのか、もはや意味不明です。

理屈を通せば思い通りになる仕事よりも手を焼きます。
理屈が通らないので…
子どもが何人いようが、何歳だろうが、子育ては「悩んで決断、また悩んで決断…」の無限ループです。
- 子育てはいつまでも“初めての連続”で“理解できないこと”ばかりだから、夫婦で一緒に悩んでいく。
ずっとそばにいるだけで子どもは嬉しそうにしてくれる
- 休日に家族サービスすれば十分でしょ。感謝してよ。
もちろん、休日に家族サービスすることは立派なことだと思いますが、それだけでは不十分だと感じます。
むしろ、平日ももっと子どもと遊んであげたい、と思うようになりました。
- 子どもは、遊びの中でいろんなことを学んでいく。
- ちょっとしたことでも大喜びで笑ってくれる姿に癒やされる。
子どもは本当に楽しそうに遊びます。
「子どもにとって家族が全て」ということを実感しました。
- 平日も、子どもと遊ぶ時間を積極的に作る。
育休を取得したことの後悔・不安
僕は育休を取得したことでの後悔や不安は全くありません。
- キャリアに傷ついたりしないか、という不安が多少あり。
まだ復職前なので、今後のキャリアにどう響くか分かりませんが、仮にキャリアが傷ついても後悔することはないと断言できます。
なぜなら、“自分の子どもを育てること以上に大切なことは、世の中に無い”ことを心の底から理解できたからです。
これは、育休取得しなかったら絶対に手に入れることはできなかったと思います。
- 自分の子どもを育てること以上に大切なことは、世の中に無い。

仕事よりも大切なものを見つけた今の僕は、もう、仕事第一じゃなくなりました笑
育休取得に後ろ向きな人へ
仕事熱心で真面目な人ほど、育休取得に対して後ろ向きになりがちかと思います。
- 自分が抜けたら仕事が回らなくて、職場に大迷惑をかけてしまう。
- 育児が大事なのはわかるけど、仕事も大事。
- 育児で休めるなんて羨ましい。俺も休みたい。
僕もどちらかといえば真面目に働く人間ですので、その気持ちは非常に分かります。
でも、繰り返し言わせてください。
“自分の子どもを育てること以上に大切なことは、世の中に無い”
後ろ向きな3つの考えに対する僕の意見は次の通りです。

自分が抜けたら仕事が回らなくて、職場に大迷惑をかけてしまう。

それは、単なる“思い上がり”です。1人抜けても回るのが組織です。心配しないでください。
自分の仕事に責任を持つ社会人なら、誰しもがこの種の心配を考えてしまいますよね。
でも、組織はみんなで回していくものです。
1人が少しの期間抜けたくらいで回らないようでは、それは組織に問題があります。
僕は役職がついていても育休が取れました。
とはいえ、会社の理解があってこそですが!

育児が大事なのはわかるけど、仕事も大事。

仕事も大事なのはその通り。でも、育児の大切さを本当に理解できているでしょうか。
僕も育休前は、仕事も育児も大事だと思っていました。
でも、育児に専念してみて、育児の本当の大切さを理解しきれていなかったことを実感しました。
子どもの父親は自分だけです!
育児以上に大切なことはあるはずがありません。仕事なんか二の次です。

育児で休めるなんて羨ましい。俺も休みたい。

育児休暇って、単なる休みじゃないんですよ。子育て、という、仕事以上に大切なものに向き合う時間なんです。休む期間ではありません。
「仕事はプレッシャーに押しつぶされそうになりながら頑張らなきゃいけないだけど、育児はノープレッシャーでオムツ替えしておけばいいんでしょ。ラクラク〜。」みたいな感じでしょうか。
むしろ、仕事のプレッシャーなんて大した話ではないと思います。
プレッシャーの大半は、その仕事が重要なのではなく、「自分が失敗したくない。人からデキる人間と思われたい。」というエゴから生じるものではないでしょうか。
子どもを育てること以上に大切なことはありません。
子どもを育てる責任の方が、仕事の責任よりも断然に重いです。
育休取得予定の人へ
育休取得を予定している方にアドバイスさせていただくとすれば、「育休中に何をするのか目的を明確にすること」かと思います。
育児に専念することは当たり前のことなので、普段は時間がなくて手をつけられないことに挑戦することをおすすめします。
自己投資でもなんでも構いません。
育休期間の長さに応じて考えてみてください。
ちなみに、僕の場合の「目標と結果」は次の通りです。
目標 | 結果 |
1品でも良いから料理を作れるようになる | 複数の料理に挑戦。チャーハンはレシピを見ずに作れるようになる。 |
子どもが庭でのびのび遊べるように外構リフォームを検討する | 外構工事を発注。 |
資格取得に挑戦する | 第1種衛生管理者試験に合格。 |
新たな趣味を見つける | ①ブログに挑戦中 ②美文字習得に向け「日ペンのボールペン習字講座」を始める |
哲学の本を読む | 今後の人生のバイブルにしたいと思える「自省録」に出会えた |

まさに、このブログは、育休を取ったからこそ始めることができた趣味です。
さいごに
35歳の僕が、3か月間の育休を取得して分かったことを紹介しました。
育休後の僕の姿をまとめます。
自分が部下を持つようになった時には、男性育休が部下の大半が育休を取得しているかもしれません。
その時、育休を取得する部下の気持ちを本当に理解できるのは、育休取得経験者だけです。
この記事を読んで、少しでも多くの方が、「自分も育休を取って見ても良いかな」と思っていただけたら大変嬉しいです。
記事を最後までお読みいただきありがとうございました。ではまた。
コメント